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清水 三郎; 小貫 薫; 中島 隼人; 池添 康正; 佐藤 章一
電気化学および工業物理化学, 50(11), p.904 - 908, 1982/00
NISプロセスで水素を製造するために必要な熱量1746kJ/molHのうちの42%をヨウ化ニッケル(II)含水塩系の乾燥のために用いる。この塩の乾燥のための基本データである平衡水蒸気圧測定を行い、次のことを明らかにした。(1)平衡水蒸気圧は二つの蒸気圧式であらわされる:logP(atm)=8.23-3.1510/T(22.3~60.3C)、logP=6.34-2.5210/T(60.3~134.3C)。(2)ヨウ化ニッケル(II)水和物では低次の安定な水和物は存在しない。この点は、低昇温速度熱重量分析で確かめられた。(3)含水塩中の水は60.3C以上では結晶水から液体状態の水へ転移すると考えられる。(4)蒸気圧式より本含水塩の乾燥は136C、蒸気圧1.5atmの条件下で実施でき、また蒸発潜熱は蒸気圧縮法で回収し得る。